つぼくらしほ
坪倉史歩

学生運動の真っ只中。 女は自分たちの組織の資金調達のため、自らのカラダを犠牲にしていた…。 ホテルの一室。 知らない者同士がベッドでまぐ合う。 最初は金のためだったかもしれない…いや、そうとも言い切れない。 彼女は知ってしまったのだ。 男の熱く脈動する肉棒が与える快楽を…。

そろそろ屋台をたたもうとしたその時。 一人の男がやってきて、出前を頼んだ。 店主の女は近くなら、と注文を受ける。 暫くすると女は男のアパートにやって来た。 頼まれた品をテーブルに置く。 男の傍に近寄る女。女はエプロンを外し男に身を預ける。
