河北彩伽 一晩のまぐわいは私を変えてしまう。 どうしようもなく不可逆的に。 溢れた水はかえらないみたいに。 そして私は彼に惹かれてしまっている。 妻子をもつ彼に。それこそ不可逆的に。 もはや待っている彼氏には申し訳なく思うこともなく。